球体関節人形の作り方について少し取り上げます。球体関節人形が欲しい人、いらっしゃいますよね?買うと結構な高額品だったりしますので、手作りしてみませんか?根気と情熱があったら大丈夫です。
球体関節人形の作り方 構造編
体関節人形の構造は、頭、胴体、手、足、のパーツとそれぞれの関節を二組のゴムで繋いだものです。
どんな関節人形でも基本の構造は同じになっていて、関節部分が球体で動く様になっています。
2、イメージから設計図を作ります。
絵に自信のない方は、人体デッサン、美術解剖図等を参考にしましょう。
3、イメージを元に、方眼用紙に直線を二本引いて正面図と側面図を描きます。
無地よりも方眼用紙のほうが左右とかのバランスがわかりやすいです。
4、側面図は首から足首まで一直線になるように描きます。
完成時に自立するのが目標です。
5、頭身を決めます。
基本的に、幼児は4~5頭身、少女、少年は5.5~6.5頭身、成人は7~7.5頭身です。人間のリアルな頭身より頭でっかちの方が可愛く見えますが、好みの問題です。
6、腰の太さを決めたら、肩幅を決めて下さい。
肩幅は腰よりは広くしましょう。
7、肘の位置はおへそより上、手首の位置は、股下と骨盤の骨が出てる所の真ん中位です。
8、大腿の中心から直線をおろし、膝が内側に入るように描きます。
膝と足首の中心は直線で結ばれます。
9、股下から膝までと膝から足首までの長さは、膝から足首までの方が少し長くなった方がいいでしょう。
10、足の長さは、股下から踵までの長さを測り、股下ラインから折り上げます。目と鼻の間辺りに踵が来るくらいが、リアルすぎないで人形っぽくなります。一つの目安として、参考にして下さい。
11、側面図は、首が斜めになってることを意識し、胴体は弓形に描くのがポイントです。
球体関節人形の作り方 球(関節)編
球は体のラインからはみ出し過ぎない位の大きさにします。球は受けと接している部分が少ないほど、可動範囲は広くなります。大腿などは、球体が胴体に入りすぎると座れなくなります。 出来上がりには、自立と、座っていられることが大事です。
2、首の関節は、首の太さより少し大きいくらいで、正面に描き入れます。側面図、正面図で辻褄が合えば大丈夫です。[
球体関節人形の作り方 その後の工程。
球体関節人形作りは、設計図がとにかく大事です。設計図の通りに作業していけば、大きな修正もしなくて済みます。立体にするためには、丁寧に関節の位置や筋肉の付き具合も描いて行かなくてはなりませんが、本やインターネットなどを参考に、オリジナルに挑戦していきましょう。
設計図ができたら、設計図通りにスチロールを削り、スチロールを芯にして粘土を盛り、乾かします。乾いたら、スチロールを取り出し、顔、胴体を作っていきます。球体関節人形は粘土で出来ているので、不具合な場所は幾らでも修正ができますので、根気よく製作していきましょう。