球体関節人形の重要な仕上げの一つがメイクです。イメージ通りのメイクができるように少し頑張りましょう。
メイク仕上げには油彩仕上げと、パステル仕上げがありますが、油彩仕上げは微妙に慣れが必要になります。そのため初心者で早く仕上げたい方はパステルメイクをおススメします。
球体関節人形のメイク道具
絵の具は主にフレッシュ(肉色)、アイボリホワイト(淡白色)、シェルピンク(淡桃色)、バーントシェンナ(茶色)などです。
会社によって同じ色でも微妙に色が違うので、好みの色を探してください。
速乾性の溶き油は乾燥後にテカる物が多いので注意しましょう。
球体関節人形にメイクをしていきましょう。
フレッシュ、アイボリホワイト、シェルピンクを適当に紙パレットに出して混ぜましょう。基本の赤色が出来ます。コーラルレッドという色ならそのまま使えます。赤味の強い唇などは、フレッシュとバーントシェンナを混ぜて作ります。
肌に使う色は、青みがかった赤のローズグレー。この色は白雪姫や吸血鬼の様に、透けるような色白のイメージです。着せる予定の服が青系ならローズグレーがいいでしょう。
上で作ったフレッシュ主体の基本の赤色は、黄色がかった赤です。元気な肌色や東洋人、黄色やオレンジなど元気色系の洋服にはフレッシュがよく似合います。同じ赤でも仕上がる雰囲気は全く違います。
化粧用スポンジは三つの角を使い分けて微妙なグラデーションを作っていきます。基本の赤色を直接つける部分、ペンチングオイルの部分、絵の具とオイルが半々についている部分の三つです。
こういった感じで色をつけます。陰になる部分、凹んだ部分、関節の接合部は基本の赤色を擦り込みます。
球体関節人形の顔メイクに挑戦しよう。
油絵の具は乾くのに大体一週間くらいかかるので、風通しの良い所で吊して干しましょう。